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桐たんす職人

東京墨田区の桐たんす職人です。

久しぶりの良い天気

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10日以上天気の悪い日が続きましたが

本日やっと天気が良くなりました、湿度計でも

50%を割っているのでここぞとばかりに

トノコの仕上げ作業を行いました。

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天気が良く乾燥が早いほうが発色がよく、

木目もはっきり出ます。

暑すぎることもないので作業を行うには一番いい陽気です。





伝統工芸体験教室

昨日、中学校の修学旅行に伴う体験教室を工房で行いました。

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「みなさん桐たんすって知っていますか?」

私は必ず冒頭で質問をしています。

いつもなら、2,3人が「家にある」とか「祖父の家で見た」、

どこどこで見たとかなんとなく関わりがあるのですが、

今回は しーーーん  (-.-)

まあ、最初でみんな遠慮して何も言わない

のかなって思ったりもしたのですが

話を聞いてみると、全く関わりが無い、

全く知らないとのことでした。

先日、日経新聞でも畳の需要が激減しているとありました。

新築の戸建てやマンションも

和室を作らない家が増えているそうです。

そんな中で桐たんすの認知度が無いと言うのも、

致し方ないように思えます。

今私は、スカイツリーで定期的に

桐たんすの制作実演を行っています。

これは私自身、営業活動と言うよりも、

啓蒙活動と位置づけております。

少しでも多くの方に、桐たんすのみならず伝統工芸を知ってもらい

本当に良い物を皆様にお見せできれば良いと思っております。


青春の楽しい思い出に残る修学旅行で弊社を訪れて

良い思い出として記憶に刻み込まれて

頂けたら幸いと思っております。

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RAKUZA(らくざ)

RAKUZAのページを追加しました。
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RAKUZAとは桐製の超軽量椅子です。
どこでも好きなところに持って行って、自由に使える椅子です
詳細はこちらまで↓
http://futabakirikoubou.co.jp/rakuza.html

12月20日の放送内容

大町麻里さんのブログのトラックバックです

インタビュアー:大町麻里  ゲスト:田中英二さん
桐タンス職人:墨田区立花で桐タンス作りと、修理・修復をされている㈱二葉桐工房(ふたばきりこうぼう)の
代表取締役 田中 英二(たなか えいじ)さんに登場いただきました!
私(大町麻里)が実際に『二葉桐工房』さんにお邪魔して『見て、知って、触れて』体験してきました。
桐タンスの特徴:湿気を通さず、割れや狂いが少ない。また洋服などの湿気を吸って、出してくれる!乾燥剤入らず。また防虫効果もある。
→日本の四季・風土にぴったり!!
高級な桐タンスは3代もつと言われ、100年以上は持ちます!
現在のライフスタイルに合わせて、修理・修復をされている田中さん。お客さまと話をし、納得いくまできっちりとされる姿勢、また職人としての技やアイデア!
私(大町麻里)は実際に作品を見て感動しました。桐の魅力も再確認しました!
ラグジュアリー感を味わえる桐タンス!眠っていましたら是非、新たな輝きを与えてみてはいかがでしょう!!!
12月20日の放送内容

アンティークに直す方法

お客様の所からお預かりした民芸箪笥です。

この箪笥を雰囲気をなるべく変えずに直して欲しいとのご依頼です。

かなり古いものでおそらく70年~80年ぐらい前に作られたものです。


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雰囲気を変えずに直す場合大きく分けて2通りの直しかがあります。

1.表面は削らず汚れを良く落とし透明のオイルやウレタンで仕上げる

2.表面を完全に削り、修理前の雰囲気に着色してオイルなどで仕上げる

今回は1の方法で直す予定でしたが、思った以上に痛みが激しいため

途中で2の方法に切り替えました。

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ばらせる所はばらしてから組直していきます。

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削るとこんな状態です

ここから色を付けて行きます。



民芸の箪笥は金具が素晴らしいものが多いです

この箪笥の金具もとても素晴らしいものです

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若干錆が出ているので、金具の修理も必要ですが

黒で塗装するとキレイになり過ぎてしまいます

そこで錆が出ている様に塗装をします

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サンドブラストで古い塗装を完全に除去したあと

特別に作ってもらった錆色の塗料と黒の塗料を組み合わせて塗装します。

自動車のボディーに使用する塗料を使用しているため、耐久性は抜群です。

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着色後オイルで仕上げてあります。

塗膜感は全くありません、オイルならでの柔らかい光沢があり

しっとりとした木の温かみがあります。

オイル仕上げは、拭き漆仕上げに比較的近いと思います。

漆仕上げは漆を7回位塗ります、工程を重ねるごとに艶と色の深み、透明感が増してきます。

オイル仕上げは、漆を3回位塗った感じです。


アンティークに仕上げるのは本当に難しい

木の種類、木の性質、いろいろな要素を考慮して一番ベストな方法を導き出す

おそらく正解は無いのだろうと思います。