修理前↓

比較的間口が広い桐たんすです。
扉の部分と引き出しの部分が上下に分かれます
この桐たんすをリビングボードに作り変えました。

下段の引き出しの部分です↑

引き出しは前開きに作り変えました。
棚板と扉はフラットになりますので、中のものが取り出しやすいです。
中央に縦柄を入れてあるので強度があり
食器を入れてもびくともしません。

こんな感じで開きます↑

脚は金属製です↑

上段の扉の部分はこんな感じです↑
オイル仕上げですので、水がかかっても大丈夫です。
お客様の手紙です↓

イメージしていたより素晴らしい作品に大変満足すると同時に
マイスターとしても技量に納得させられました。
両親の思い出のタンスも、デザインを変えながらも自分達から子供へと
引き継いで使っていければと思いました。
ありがとうございました。
間口106センチX奥行60センチX高さ173センチの大きな洋服をかける桐たんすです。

この桐たんすは「胴丸箪笥」と言ってとても高価な桐たんすです。

引っ越しを機に小さくして欲しいという依頼です。

↑電動ノコギリでバラバラにしていきます。

↑材料が足りない所は新しい材料を足して制作していきます。

↑表面材は扉を使っています。
一番下と下から二番目の引き出しには金具の跡が付いています。

↑表面を削ると綺麗な木肌が出てきました。
胴丸箪笥の形状も再現しています。

↑オイル仕上げライトブラウンで仕上げました。
掘り込みの取っ手を付けました。

↑お納めした所です。
間口106センチ→95センチ
奥行60センチ→45センチ
高さ173センチ→125センチ
こちらにも小さくした事例があります。

前回のブログで「みだれ盆」を「衣裳盆」に変更する
過程を紹介しましたが、作業が完了したので
出来上がりの紹介です。

お盆が6枚になり着物もたくさん入るようになりました。
このように作り替えることが出来るのも
無垢板を使用し伝統的工法で制作されている
桐たんすならではです。
次の仕事は象嵌(貝などを使用した装飾)と
一部漆蒔絵も施されたたんすです。




難しい仕事ですが、今まで象嵌および漆蒔絵の桐たんすは
かなりの経験が有ります。
完成したら又ご報告をします。

こちらの桐たんすは「衣裳盆」(着物を入れるお盆)が4枚
その下に「みだれ盆」が2枚あります。
みだれ盆は比較的高級な桐たんすに付いている場合が
多いですが帯は入らないですし、お客さまにしてみれば
入れるものが無いという場合が結構あります。
このみだれ盆を今回は衣裳盆に作り替えます。

分解して右側の3つ有る小さい引き出しを取り外します。
すり桟を取りつけ大きい衣裳盆が入るようにします。

このように「みだれ盆」から「衣裳盆」に作り替えることも出来ます。
12月2日(水)から8日(火)まで
東京スカイツリータウンソラマチ5F「すみだまち処」にて
桐たんす制作実権を行います。
お時間のある方は是非遊びに来てください

前回の実演風景です
・事例その1

BEFORE↑
AFTER↓


横幅30センチの三段の引出にしました。
お母様のたんすを息子さんが想い出として作り直して欲しいというご依頼でした。
事例その2

BEFORE↑
AFTER↓

横幅30センチ↑

横幅60センチ↑
一つのたんすから2つ制作しました。
事例その3

BEFORE↑
AFTER↓

横幅30センチ
2台制作しました
こちらはオイル仕上げでモダンな感じに仕上がりました。
事例その4

BEFORE↑
AFTER↓

高さ60センチ
引出が4段あり書類を入れるのに丁度いい大きさです
実用性も兼ね備えた作り変えです。