桐たんす職人

東京墨田区の桐たんす職人です。

モダンな家具に

昔ながらの桐たんすです。
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この桐たんすは三つに分かれます。これの一番下の部分を直します
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2棹分です

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修理完了です
モダンな雰囲気になりました。

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お納めした所です。

蒔絵の飾棚完成

前回のブログでも少し触れましたが

蒔絵の飾棚の修理が完了しました。

修理前↓
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結構傷み、汚れが有りましたがほぼ完全に直りました。
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蒔絵の部分は塗装をかけてから蒔絵の部分を砥ぎだすので

非常に時間がかかります。

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紫檀の縁取りも再生しました。
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飾棚の内側の部分です。

トノコ仕上げを施していますが

シミ等一切ありません。

実はこういうところが一番技術を必要とします。

お母様の嫁入り道具

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本日、お客様宅へたんすをお届けしました。

このたんすは亡きお母様がお嫁入り道具として

持たせてもらったものだそうです。

今回修理をご依頼されたのは娘さん姉妹で

2棹あるたんすをそれぞれのお宅にお納めします。

本日は、妹さんのお宅にお届けしたのですが

その際、お母様のお嫁入りの時の写真を

見せて頂きました。

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花嫁衣装を身にまとい、桐たんすの前での写真です。

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こちらは修理前の状態です↑

50年以上経過しています。

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こちらは修理後です↓

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ご依頼された娘さん姉妹は、それぞれ娘さんがいます。

お姉さまは2人娘さんがいるのでお嫁に行く際は

二つに分けて持たせてあげたいとおっしゃっていました。

今年最後の納品でとても素敵なお話を聞くことが出来ました。




11月は”とのこ”が多かったです

11月は珍しくトノコ仕上げが多かったです。

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4棹トノコが続くのはホントに珍しいです。

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トノコを塗っている作業です。

とのこ仕上げは染料とトノコを混ぜて塗ります。

以前染料はハンの木の実を煮詰めて作りましたが

今は精製された染料を使います。

ハンの木の実の煮汁はタンニンが多い為、発色は良いのですが

鉄分に敏感に反応してしまい、特に直しの場合

湿気の多い所に置いてあった箪笥ですと、金具の鉄分が

桐の木に染み込んでいて、そこの部分が黒く変色する場合が有ります。

今使っている染料も高タンニン型と低タンニン型が有りますが

私は低タンニン型を使用しています。

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この時期乾燥にはストーブが必須です。

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ロウで磨いて艶を出します。

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お納めした時の写真です
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床の間の横に設置しました。

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神棚の下に設置しました。


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ありがとうございました。

桐たんすは和室が似合うなってつくづく感じました。

明治39年 その2

前々回のブログで紹介した明治39年のたんすの続きです。  
>> 前々回のブログです


先日完成しまして、お客様のお宅に納品しました。

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↑修理前
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↑修理後↓
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裏面です↑

仕上げは焼き仕上げです。

また100年使えるように内部まで完全に直してあります

金具は錆を全て落として、焼き付けで塗装してあります。

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お納めした時の写真です。

お客様の声です↓
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工房まで足を運んで頂いてありがとうございました。


古い箪笥を修理をすると桐材は本当に耐久性が高い材だと実感します。